コラム

今月のコラム

2022年10月号

歯科医院経営を考える(538)
~グローバリズムの存在~

デンタル・マネジメント
コンサルティング


稲岡 勲

 ニューヨークのマンハッタン・ワールドトレードセンター(WTC)の北棟及び南棟の2つのビルに、アルカイダによって乗っ取られた旅客機2機が突っ込んだ事件(2001年9月11日)から今年で21年目を迎えた。9月11日にはTVで録画が再上映されていたが、轟音とともに崩れ逝く2棟の高層ビルの映像が今でも強烈に目に焼き付いている。この事件によって死亡者2,977人(内日本人24人)、負傷者25,000人以上を出している。これはアルカイダのテロリスト(首某者:ウサマ・ビンラディン)が仕組んだテロだとされており、2004年には本人も実行犯にテロ攻撃を指示したことを認めている。その後2011年5月2日にウサマ・ビンラディンはアメリカ軍特殊部隊によって暗殺された。このWTCビル(南棟と北棟の2棟)は日系人山崎実氏の設計だとされているが、110階というとてつもない高層ビルだ。ただ崩壊したのはこの2棟のビルだけではない。不思議なことに7WTC(ワールドトレードセンタービル)、3WTC(マリオット・ワールドトレードセンター)も跡形もなく破壊されたという。乗っ取られた飛行機は共に長距離飛行の飛行機だったと言われているが、それは積載燃料が多く、衝突後の延焼規模が広くなることを狙ったものだと言われている。しかし110階のビルを支える基礎がそんなに簡単に崩壊するものだろうかと疑問に思っていたら、最近になって「9月11日の真相究明技術者会議」が出来て真相を追求し出した。ナノテルミットと言われるアルミニューム粉と酸化鉄粉末との等量混合した爆薬によって原子レベルに近づく反応粒子によってエネルギー開放速度が増加するとされる爆薬を使用した疑いが浮上している。でなければあのような110階のビルを1時間足らずで倒壊させることは不可能だ。これによりブッシュ政権に対して世論は一気に盛り上がり、その年の10月には日本を除く連合国10か国がアフガニスタンに侵攻することで、約20年に渡るタリバンとの闘いが続くことになる。しかし何故、誰がこのような事件をひき起こしたのか?今、世界は極めて大きい力、グローバリズムと言われる目に見えない力が動いている時代なのだ。それを動かしている権力とは何か。国やマスコミさえも動かす力が働いていることを理解するべきである。

 

(つづく)

 

〔タマヰニュース2022年10月号より転載〕